このページでは、
新築住宅(一戸建て、マンション)購入時には、どのような診断・検査を行うのかを具体的に紹介します。
一戸建て住宅の場合
検査に必要な書類・図面 ・ 建築確認申請書、中間検査済証、完了検査済証
・ 図面(平面図、立面図、矩計図、基礎伏図、耐力壁・金物配置図など)
・
仕様書・地盤調査報告書・壁量計算書・金物計算書
・ 各種保証書(地盤、白蟻、防水、10年保証など)
・
工事中の写真(基礎工事、軸組工事、断熱工事など隠蔽されている部分)
・ アフターメンテナンス規準
検査内容
@ 外部に関して
・ 建物(地盤)が不同沈下で傾いていないか
・ 外壁にキズ・ムラ・汚れなどがないか
・
開口部まわりのコーキングは適切になされているか
・ サッシュにキズ、汚れなどないか
・ 基礎コンクリートにひび割れはないか
・
仕様書・図面通りに施工されているか
・ 雨仕舞いは適切になされているか
・ 設備機器が仕様通りか、正常に作動しているか
・
外部設備配管、会所は、適切に施工されているか
A 内部に関して
・ 天井・壁・床が傾いていないか
・
床・巾木・壁・建具・家具など仕上材にキズ・ムラ・汚れ・不陸などがないか
・
建具に開閉不良・施錠不良・キズ・ムラ・汚れ・反り・歪み・ガタツキなどないか。
・ 仕様書・図面通りに施工されているか
・
設備機器は仕様通りか、個数、取付位置など適正か、正常に作動するか
・ 給排水機器に水漏れ、異音、異臭はないか
B 床下に関して
・ 基礎の仕様(立ち上がり高さ・幅)が図面通りか
・ 換気口は適正か
・ ひび割れ、ジャンカはないか
・
土台・大引き・根太・床板などの仕様(サイズ・厚み)施工法は適正か
・ 水漏れはないか
・ 床束の仕様、施工法は適正か
・
断熱材の仕様(サイズ・厚み)施工法は適正か
・ 清掃はできているか
C 小屋裏・天井裏に関して
・
小屋裏の仕様(垂木・梁・雲筋違いのサイズ・ピッチなど)、施工法が図面通りか
・ 換気口は適正か
・
金物の接合状態、釘の打ち方などが適正か
・ 雨漏れはないか
・ 断熱材の仕様(サイズ・厚み)施工法は適正か
・ 清掃はできているか
その他
・ 以上のことを目視にてチェックします。
・ 所要時間は、5〜6時間程度かかります。
・ 検査後、もし、不具合があれば、業者の方と不具合箇所の補修方法などを打合せをします。
・ 報告書は、検査後、1週間〜10日程度で報告書を作成し、郵送します。
マンションの場合
検査に必要な書類・図面
・ 契約時の図面・仕様書、オプションがある場合は、その明細書、図面
・ パンフレット
検査内容
・ 天井・壁・床が傾いていないか
・
床・巾木・壁・建具・家具など仕上材にキズ・ムラ・汚れ・不陸などがないか
・
建具に開閉不良・施錠不良・キズ・ムラ・汚れ・反り・歪み・ガタツキなどないか。
・ 仕様書・図面通りに施工されているか
・
設備機器は仕様通りか、個数、取付位置など適正か、正常に作動するか
・ 給排水機器に水漏れ、異音、異臭はないか
その他
・ 以上のことを目視にてチェックします。
・ 所要時間は、3〜5時間程度かかります。
・ 検査後、もし、不具合があれば、業者の方と不具合箇所の補修方法などを打合せをします。
・ 報告書は、検査後、1週間〜10日程度で報告書を作成し、郵送します。